Agave potatorum
こんにちは。ラフレシアリサーチのスタッフです。
今日ご紹介するのは、BUTTERFLY AGAVE と呼ばれる
アガベ ポタトラム。
和名は 「雷神」です。
自生地について
海抜1200メートル~2300メートルの高さ、メキシコの南部、プエブラ州、オアハカ州の広範囲にわたって分布しています。
解説
この種は、変異種で、1800年代に採取され、ヨーロッパのアガベ専門家に送られた際に、類似した種類に様々な名前が付けられました。その為、
アメリカの植物学者でアガベの長老である Howard Scott Gentry 氏
でさえも、分類学的に、混乱の極みに達していることを認めています。
アガベポタトラムは、変異種ですが、isthmensisを除いては、
他のアガベとの見分けはつきやすいです。
(Agave isthmensis, Agave guadalajarana , Agave potatorum の違いについては、次回の記事で解説したいと思います。)
栽培方法
ポタトラムは、あまり霜には強くありません。
-4℃~-3℃でダメージがあり、-5.5度で枯れてしまいます。
zone 9b-11と考えられています。
成長は遅く、花が咲くまでに数年を要します。
そのため、標本株を長く楽しめます。
海抜が高い自生地では、夏は降雨量も多いのですが、
海抜が低い地域で栽培する際は、夏は控えめに水やりをし
冬は水を切る必要があります。
温暖な気候の地域では、直射日光にも耐えますが、
真夏の昼間は適度に遮光をして管理します。
水はけの良い用土を使用し、表面を堆肥や葉っぱでうすくカバーすることで
用土の乾燥のし過ぎや、温度の上昇を防ぎます。