Agave titanota
こんにちは。
今日は Agave titanota (アガベ チタノタ)のご紹介です。
学名:Agave titanota Gentry, Agaves Cont. N. Amer.: 176 (1982).
自生地
自生地はメキシコのオアハカ州のSan Antonio Nanahuatipam という町へ
向かう途中にあります。
標高1000~1200メートルの石灰岩の丘
単幹タイプ
ロゼットのサイズ 高さ45~60㎝、幅60~100㎝
栽培について
耐寒性は、最低気温が-3~-2℃と考えられているが、
おそらく、乾燥した冬であれば、
もう少し耐えることができるでしょう。
zone9b-11 と考えられています。
成長は遅く標本株になるには数年を要します。
開花のサイズになるには相当な年数を要します。
自生地のRancho Tambor(Gentry氏によって取り上げられた
チタノタの別名)の年間降水量の平均は380mmで、主に5月から9月にかけて降ります。
よって、チタノタは高温期にはしっかりとした水やりが必要です。
直射日光を好み、遮光の必要もほどんとありません。
分類学上の注記
Gentry氏 がAgave titanotaを記述した1982年において、
彼は「Rancho Tambor」で見つけた青白いこの植物を
ベースに論文を書きました。
しかし園芸家がオアハカ州の北部を探索した結果、
アガベチタノタに似ている、より多くの個体群が見つかりました。
個体群の中では、ライトグリーンやダークグリーン葉を持つものの
中で、ブルー葉を持つタイプが見つかりました。
このチタノタの自生地において、1980年代に、
Felipe Otero (フェリペ オテーロ)氏がグリーン葉のチタノタに
似ている植物から種を採取しました。
このグリーン葉の植物はFelipe Otero 氏のイニシャルから
Agave FO-076 又は、Agave `Sierra Mixteca`
という名前で販売されました。
自生地において、もともとGentry氏がチタノタとして記述した
ブルー葉の個体の他に、グリーン葉の個体が混在している為、
アガベマニアの中には、チタノタはGentry氏が当初考えていた
よりも、幅広い多様性があると推測している者もいます。
グリーン葉のFO-076 とSierra Mixtecaは、学術的には
オリジナルのブルー葉(Rancho Tambor)と同じであるが、
園芸的には見た目が全く異なっています。
参照元:Agaves Living Sculptures for Landscapes and Containers