Agave impressa
こんにちは、ラフレシアリサーチのスタッフです。
今日はAgave impressaについてです。
解説
小型から中型の単幹
学名の impressa はラテン語の「impressas」
すなわち〔図案や型を〕プリントする、押し付ける、刻印する
という意味があります。
葉っぱ同士がお互いに押し付けられて、成長後に葉っぱを開放するときに
まわりの葉の淵の模様が押し付けられて残ります。
英語では、このような葉を、bud-printed leaves と呼びます。
欧米では Agave impressaは、Bud-Printed Leaves Agave と呼ばれています。
他のアガベとは類縁関係がなく近い種類がない、独立した種です。
左右対称のロゼットが、白い線状のマークがついた、明るいグリーンで、
気品のあるプロポーションを持った葉です。
あまり尖っていない鋸歯とトゲが、他のアガベにはない特徴です。
自生地
メキシコEscuinapa から東に20キロにある崖の草原に見られます。
標高は100~300メートル
熱帯地域で夏は暑く雨量が多く、冬は温暖で乾燥している地域。
火山岩の開けた森林地帯。
栽培
多くの小さい苗は、暖かいフロリダ州 マイアミの庭園には導入されましたが、
アメリカ合衆国カリフォルニア州 サン・マリノに位置する
Hungtington 植物園では育ちませんでした。
育てるのが難しく、霜に非常に敏感であることは間違いありません。
現在の我が家のアガベは、葉っぱの色が、黄色味がかったパステルカラーで
他のアガベにはない色です。
我が家の実生苗↑
このアガベの特徴である、bud-printed leavesと白い線の状態にはなっていません。
参考文献:Agaves of Continental North America by Howard Scott Gentry