Agave asperrima
こんにちは。ラフレシアリサーチのスタッフです。
今日ご紹介するのは、アガベ アスペリマ。
Agave scabra がシノニムです。
名前の由来はラテン語の「asper」 =「粗い」
葉っぱの表面が紙やすりのように粗いの
で、それに由来しています。
自生地について
メキシコのチワワ砂漠の広い領域に分布しており、
標高1200メートルから2100メートルに主にみられます。
この種は、チワワ砂漠の道のあちこちで見られます。
解説
4種類の亜種に分類されます。
Asperrima ssp. asperrima
Asperrima ssp.maderensis
Asperrima ssp. potosiensis
Asperrima ssp.zarcensis
Asperimaの4つの亜種は形態にかなり差があります。
一般的に単体のロゼット状で、葉っぱの数は少なく、ロゼットが開いた姿が
乾燥地帯の景色を作りだしています。
葉は通常ブルーグレー、グレーがかったグリーン、
または青みがかったグリーン。
葉っぱの断面が深く折れて溝があります。
表面は紙やすりのようです。
↑我が家の実生苗。既に表面がザラザラし、葉が折れて溝を作り
特徴が表れています。
栽培について
Agave asperrima は強健な種とみなされています。
zone は 8a-11 と考えられますが、
標高や栽培環境により多少前後します。
成長速度はゆっくりです。開花サイズに至るまでには数年かかります。
アスペリマは、最も乾燥につよい種の一つです。
一度根付いたら、年間降水量は250mmでも大丈夫です。
夏場に水を与える場合は、用土が乾燥してるのを確認して
補助的に与える程度で十分です。
過湿にしておくと、根腐れしてしまいます。
直射日光で育てるのがベストです。
遮光するとロゼットが開き締まった姿に育ちません。
用土は問いません。
園芸品種について
園芸品種で有名な Agave `Sharkskin`(シャークスキン)は、
asperrima とnickelsiae の交配によって作りだされました。